無職の女性の中には「いっそこのまま結婚して専業主婦になりたい」と考えている人もいるのではないでしょうか?
うまくいかない就活、減っていくお金、無慈悲に上がっていく年齢・・・。
それなら結婚して永久就職した方が、幸せな人生を送れる気がしますよね。
しかし結婚したらといって働かないで済むわけではありません。
現実は専業主婦になる人は稀で、結婚後も働く女性が大半です。
それに、女性は結婚後も働いた方がメリットが大きいんです。
というわけで、専業主婦を目指す女性でも結婚後は働いた方がいい理由をお話します。
さらに無職から結婚したい人のために、「無職での婚活が難しい理由」と「無職の婚活の進め方」を解説しますね。
無職・ニートから結婚して現状を脱したい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
専業主婦がリスクになる理由
専業主婦に憧れる女性は多いでしょう。毎日家を整え、夫や子供の世話をして暮らす……そんな生活もいいですよね。
少なからず「働きたくないから専業主婦になりたい」と考えてる人もいると思います。
ところが現実には、既婚女性の7割が何らかの仕事を持つ兼業主婦です。
子供がいる女性でも5割が仕事を続けています。
現在では「共働き家庭が主流」になっているのです。
先の見えない世の中では、専業主婦なのはもはやリスクです。
専業主婦に憧れるのもいいですが、専業主婦になることのデメリットも理解しておきましょう。
世帯収入の減少
専業主婦の最も大きなデメリットは世帯収入の減少です。
もし夫婦二人で働くことができれば、当然ですが世帯収入は増加します。
妻が働くことで得られる収入を単純に月10万円としても、40年働けば4800万円(10万×12ヶ月×40年)にもなります。
しかし専業主婦の場合は、得られる収入が手に入りません。
上記の例では、4800万円も損することになります。
世帯収入が減れば貯蓄や投資に回すお金が少なくなり、将来の生活設計がしにくくなります。
趣味や旅行にかけるお金は減るし、子供の教育にもお金をかけられなくなるでしょう。
専業主婦になって世帯収入が減るのは、とても大きなデメリットなんです。
老後資金の減少
専業主婦になると老後資金も減少します。
専業主婦は会社員より年金受給額が減ります。
専業主婦の年金種別は第3号で、年金制度の一階部分、つまり国民年金しか年金はもらえません。
国民年金の受給額は満額で月約6万5千円。あとは夫の年金で何とかするしかないんです。
ところが妻も働いて厚生年金に加入すれば、将来の年金受給額は大きく増えます。
年金額を増やして老後を安定させるには、働きに出て厚生年金に加入するしかないのです。
関連記事夫の失業で妻の年金はどうなる?絶対必要な第3号被保険者の切り替え手続き
社会とのつながりが減る
結婚後は社会とのつながりがなくなり、家事や育児のストレスを抱え込んでしまうことが増えます。
働いていれば会社の同僚に愚痴をこぼしたりできますが、専業主婦は吐き出す場所がないですよね。
気軽に相談や話をする相手がいないことも、専業主婦のデメリットです。
社会に出て働き、自分の居場所を作ることはストレス解消にもなります。
自分が働くことで夫の仕事への理解が深まり、家事分担などの話し合いもスムーズに運ぶこともあるでしょう。
それに万一離婚を考えるような出来事が起きたときは、生活のすべてを夫に頼っていては身動きできません。
相手が悪くても我慢しなければいけなかったり、生活のために仕事を探したり、解決すべき問題が多くなります。
自分に収入があればスムーズに行動できるし、離婚をめぐって泥沼化する事態も防げるでしょう。
無職・家事手伝いは婚活でも不利になる?
「そうは言っても私は結婚したいのよ!」と言う人もいるでしょう。
就職活動はほどほどにして、婚活に力を入れてる女性もいると思います。
女性の場合、無職でも婚活では「家事手伝い」と名乗ることができます。
婚活パーティーのプロフィールカードやマッチングアプリの職業欄も「家事手伝い」で通りますしね。
でも無職や家事手伝いの女性は、婚活で男性から敬遠されがちです。
一見良妻賢母のイメージもある家事手伝いですが、次のような理由で敬遠されています。
- 男性の収入だけでは結婚生活が苦しいので共働きしたいが、家事手伝いの女性は「働きたくない人なのかな?」と感じる
- 無職の女性は「怠惰な人」と感じてしまい、結婚後が不安
- 職歴なしで実家暮らしの場合、社会経験のないニートではないかと疑ってしまう
- 生活のために結婚したいだけで、利用されている気持ちになる
特に20代後半~30代で「職歴なし」の家事手伝いは、理由がハッキリしていないと「社会経験がないニート」と捉えられがちです。
たとえ専業主婦を望んでいる相手であっても、疑われることはあるでしょう。
なので、早く結婚したいならさっさと就職した方がいいというのが正直なところです。
無職のまま婚活するより、就職してから婚活した方が圧倒的に有利です。
仕事をしているだけで「社会人である」「社会常識がある」とプラスに見られます。
負ける戦を続けるよりも、勝てる準備をしてから戦った方が、無駄な時間を使わずに済みますよ。
無職・家事手伝いの女性が結婚するには
それでは無職・家事手伝いの女性がそのまま結婚するのは無理なのでしょうか?
そんなことはありません。
無職・家事手伝いが敬遠されがちなのは事実ですが、婚活では「専業主婦」を望む男性も一定数存在します。
専業主婦希望の男性であれば、結婚時に女性が働いているかどうかはさほど意識しません。
では、女性の職歴を気にしない男性と出会い結婚するには、どうすればいいかをお話します。
結婚相談所を利用する
無職の女性が結婚するのに一番適しているのは結婚相談所です。
結婚相談所というと値段が非常に高額ですが、相手の希望や価値観がわかるので、無職・家事手伝いOKな男性を見つけやすいからです。
結婚相談所なら専業主婦希望の女性を見つけやすいでしょう。
専業主婦を望む男性にアピールするには、男性のタイプを知った上で、求められる女性像を理解しておきましょう。
全ての男性にあてはまる訳ではありませんが、だいたい次のような傾向があります。
【高収入で社会的地位のある男性】
社会的地位が高いので、妻には外に出しても恥ずかしくない程度の社会常識や容姿を求める傾向があります。
自分自身の容姿や教養を磨き、アピールするといいでしょう。
【男が働き女は家を守る価値観を持っている男性】
昔ながらの価値観をもっている男性です。料理や掃除は女性に任せたいため、家事全般のスキルが必要です。
また、このタイプは義父母や親戚に受け入れられやすい、明るく素直な女性を求める傾向があります。
笑顔を絶やさず相手をホッとさせる雰囲気づくりを心がけましょう。
【他の男性との接触を懸念する男性】
妻を他の男性と接触させたくないと考える、嫉妬深い男性です。
女性には好まれませんが、束縛されることが好きな女性にはいいかもしれません。
束縛が気にならないことや、一途なところなどを会話に加えるとアピールポイントになるのではないでしょうか。
結婚相談所の利用を考えているなら、一括で資料請求するのが便利です。
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初期費用を節約して婚活を進められますよ。
婚活パーティーやマッチングアプリを利用する
婚活パーティーやマッチングアプリなら結婚相談所よりも安く婚活できます。
無職だからといってずっと一人で家にいてはチャンスも訪れません。働いていなくても、出会いのキッカケは作れます。
婚活パーティーに参加したり、マッチングアプリで相手を検索したり、自分から積極的に行動してみるといいと思います。
自分を磨く
無職の女性にとっての武器は時間があることです。
婚活をするにしても、出会いを求めるにしても、自分を磨くことは重要です。
話し方や笑顔を練習したり、ダイエットを始めたり料理の練習をするなど、容姿・教養・家事のスキルを磨く努力はすぐに始められます。
自分のスキルを磨いて自信がつけば、婚活の成功率も上がるでしょう。
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先に就職するのが結婚への近道
無職のままでも、結婚することはもちろんできます。
しかしそのためには「かなりの努力」が必要です。
無職の女性は仕事をしている女性よりも不利なため、婚活をするならより積極的に行動する必要があります。
「無職=怠惰」のイメージを覆すほどの努力や自分磨きが必要なので、とても険しい道と言えるでしょう。
関連記事無職の女性が感じる不安と、その向き合い方【現状の打開策】
なので早く結婚したいなら、「働く」という選択肢を選ぶのがやっぱり近道です。
無職のまま結婚するよりも、就職してから結婚した方が順番的にうまくいく確率は高いでしょう。
それに、女性が働くことで得られるメリットはとても大きいです。
結婚してからも働くことは、結婚後の生活やや心のゆとり、老後の暮らしにも影響します。
幸せな結婚生活を送るためには、就職した上で結婚後も働くことを視野に入れましょう。
無職の間はいろいろ悩むことも多いですが、立ち止まっていても未来は開けません。
前向きに行動して運命の人と出会ってくださいね。