仕事や人間関係でくじけそうになったとき、こう言って自分を奮い立たせている人も多いでしょう。
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」と。
僕も幼い頃、「嫌なことから逃げてはいけない」と教わってきました。逃げるのはよくない、と潜在意識に刷り込まれているのかもしれません。
でも、これまでの人生を振り返ってみると、結構「逃げ」の一手でうまくいってるんですよね。
僕は過酷な労働環境から逃げ、わずらわしい人間関係から逃げ、立ち向かうことをせずに会社を辞めてきました。
関連記事僕が40歳手前で退職した理由
一見ダメな人間のようですが、会社から逃げたからこそネットビジネスで独立でき、アフィリエイトという好きな仕事をして生活できています。
言ってみれば「逃げた方が正解」だったんです。
困難にぶつかったとき、立ち向かうことだけが正解ではありません。全力で逃げた先に未来が広がることもあります。
逃げることは悪いことではないという話をしたいと思います。
「逃げたい」「辞めたい」はモチベーションになる
僕は中学時代に塾に通わされていたんですが、それが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
なんで嫌かというと、ただ面倒くさかっただけです。塾に行くよりゲームがしたかったんですw
行きたくなかったけど、周りの子も行ってるから仕方がない。「嫌だから辞める」と言っても、親は納得してくれないでしょうし。
そこで僕は一計を案じました。
「進研ゼミの通信講座を受けたい」と親に頼んだんです。「塾を辞めたい」と言う前に、通信講座の申し込みをしてもらったんです。
「この通信講座で成績を上げておけば、塾を辞めても何も言わないだろう。シシシ……」という僕の策略でした。
そして僕は、この通信講座を始めたときだけ真面目に勉強しました。
そりゃあ、辞めたくて仕方ないから必死ですよ。「おりゃーーっ!!」って感じで通信講座をこなしました(講座自体も優れていたんでしょうね。さすが進研ゼミ 笑)。
おかげでその学期の中間テストでは、これまでより良い成績を取りました。
「通信講座の方が成績上がるんだから、塾は辞めてもいいだろう」と親も納得し、僕は晴れて塾を辞めることができました。成績も上がって一石二鳥です。( ̄▽ ̄)v
この中学時代の出来事を思い出すと、「アフィリエイトで独立を目指したときも同じだったなぁ」って思うんです。
とにかく会社に行くのが嫌で嫌で仕方がなかった。塾に行きたくない中学時代とおんなじですねw
でも、ただ会社を辞めるだけでは生活できなくなります。なので、会社を辞めても大丈夫な方法を探しまくりました。
いわば、逃げるための戦略。嫌なことに「立ち向かう」のではなく、「逃げる」の一点張りです(笑)。
でも、今ではそれが本業になり、会社員時代よりも豊かな生活をしているんですからね。塾を「辞めたい」という負のパワーが成績上昇につながったのと同じです。
時に「逃げたい」「辞めたい」という負のパワーは、強烈なモチベーションになるんですね。それは人生を一変させてしまうほどの力を持っているんです。
嫌なことは逃げていい
逃げるのは悪いことではありません。「勝てない戦いをしない」というだけです。
いくら戦い抜いても、その先に幸福がないと意味ないですからね。
ブラック企業で搾取されながらも逃げ出さないのは、もはや美徳でもなんでもありません。そこで耐え忍ぶ努力をするぐらいなら、努力を違う方向に向けた方が賢明です。
違う方向とは「知識を得ること」「戦略を練ること」です。
世の中にはたくさんの逃げ出す方法があります。「会社を辞めたら生きていけない」と思っているのは、単に逃げ出す方法を知らないだけかもしれません。
まずは「辞めたい!」というモチベーションを武器に、あらゆる方法を調べて、逃げ出す戦略を組み立ててはいかがでしょうか。
耐え忍ぶ努力ができるぐらいなら、逃げ出す努力もできるはずです。
RADWIMPSの「DUGOUT」という歌にこんな歌詞があります。
何言われようが、その手その脚縛られようが
その脚が向いた方がいつ何時だって前になんだ前倣えって言われようが、気づいたらばビリになっていようが
後ろ振り返ってみりゃほら、先頭にブッチギって立ってるんだ
ビリを走っているなら、後ろ向きに走れば先頭になる。
まさに発想の転換! 後ろ向きに走った先にも未来があったりするんです。
↓こちらの記事で書いたように、僕も会社から逃げたおかげで今の自分があります。
関連記事会社に振り回されない生き方
今の環境に立ち向かえないなら、全力で逃げてみるのも手です。全力で逃げた先こそが、本当のゴールかもしれませせん。