前回のブログで書いた通り、ついに個人事業主の開業届を出しました。( ´ ▽ ` )ノ
関連記事個人事業主の開業届を出しました
開業届を出したからといって、何が変わるわけではありません。一応、肩書きは無職ではなくなりましたけど(笑)。
開業届よりも、一緒に提出する「青色申告承認申請書」の方が重要なんですね。
これを提出すれば青色申告ができるので、65万円控除などさまざまなメリットを受けることができます。
提出したら必ず青色申告しなきゃいけないわけではないので、とりあえず出しとくだけでもOKです。
無職だった人が青色申告をするメリットや、青色申告承認申請書の書き方を解説します。
青色申告承認申請書の書き方
青色申告承認申請書は開業後2ヶ月以内に提出します。1月15日までに開業した人は3月15日までに提出すれば大丈夫です。
開業届と同じく、青色申告承認申請書も書き方はカンタンです。
まずは、国税庁のホームページから申請書をダウンロードします。
申請書の上部は開業届とまったく同じです。「職業」や「屋号」は個人事業主の開業届を出しましたで解説してるので参考にしてください。
下部も記入するのは4か所だけです。まずは「令和○年」を記入します。
「所得の種類」は「事業所得」に○を、「いままでに青色申告承認の取り消しを受けたこと、または取りやめをしたこと」は「無」に○をします。
「簿記方式」は「複式簿記」に○をします。10万円控除(アオジュー申告)なら簡易簿記でも構いません。
備付帳簿名は、会計ソフトを使用するなら空白でかまわないそうです。僕も会計ソフトを使っているので、空白にしました。
税務署に提出する際にコピーをとっておくと、控えにハンコを押してくれますよ。
たったこれだけ。チョー簡単でしょ!?
青色申告をするメリット
青色申告は「面倒くさそう」というイメージが強いですよね。実は、僕もイマイチよく分かっていません。簿記はチンプンカンプンです。
でも少し勉強すると、青色申告のメリットは大きいと分かってきました!
僕はネットビジネスで開業するので、僕が知ったメリットを紹介したいと思います。
確定申告が必要か
まず確定申告が必要かどうかですが、年間で副業なら20万円、専業なら38万円以上の所得があれば確定申告する義務があります。
所得とは収入から経費(サーバー代や通信費など)を引いた額ですね。
さすがにこの額は上回りそうなので、僕は確定申告しなきゃいけないわけです。
無職でも確定申告すれば、社会保険料控除や医療費控除で税金が戻ってくる可能性がありますよ。
無職の確定申告については、下の記事で詳しく書いてるので参考にしてください。
青色申告と白色申告との違い
白色申告では、経費はザックリとした計算で構いません。でも、白色申告のルールが平成26年から大きく変わったんです。
それまで所得300万円以下の人に記帳義務はなかったんですが、平成26年から所得300万円以下の人を含め、全ての人に記帳義務が発生しました。
白色申告でも簡易簿記による記帳が必要なわけです。だから、白色にしておくメリットがほとんどなくなったんです。
青10申告と青65申告の違い
青色申告には65万円の控除が受けられる「青65申告」と、10万円控除の「青10申告(アオジュー申告)」があります。
青65申告は貸借対照表や損益計算書など「複式簿記」で記帳する必要がありますが、青10申告は白色申告と同じ「簡易簿記」で構いません。
白色申告 | 青10申告 | 青65申告 | |
---|---|---|---|
控除額 | なし | 10万円 | 65万円(※55万円) |
簿記方式 | 簡易簿記 | 簡易簿記 | 複式簿記 |
※令和2年分の確定申告から、e-Taxを利用しないと青色申告特別控除額は55万円に減額されます
なので、売り上げが増えれば青65申告にすればいいし、少なければ青10申告で簡単に済ませればいいわけですね。
いったいいくら得するのか?
青色申告には「赤字を3年間繰り越せる」「貸倒引当金を利用できる」などのメリットもあります。
しかし、イマイチよく分からん。いったいいくら得するのさ!?ってことですが……
青色申告の最大のメリットは控除です。
例えば青10申告(10万円の控除)でも所得税10%なら1万円が節税できます。住民税も10%だとすると、所得税と併せて合計2万円の節税です。
65万円の控除の場合、所得税10%・住民税10%なら合計13万円の節税です。
13万円が浮くと考えれば、青色申告がお得なのが分かるでしょう。
開業したらとりあえず青色申告しておこう
というわけでいろいろお得そうなので、とりあえず僕は青色申告を選択しました。
素人の知識なので、間違ってたらご指摘ください(笑)。
いやー、しかし税金や簿記ってムズカシイ!最も僕の苦手な分野です。^^;
とはいえ、知っているか知っていないかで損得が決まるので、頑張ってやりましょう。
ちなみに僕は会計ソフトはやよいの青色申告を使っています。個人事業主ならfreee(フリー)
もよく使われてるみたいですね。
どちらも無料期間があるので、最初は無料で使って試してみるといいでしょう。
下の記事では税務署で受けた記帳指導の体験談も書いてます。
この記帳指導はとても役に立ったので参考にしてください。
さぁ、青色申告にしたからには確定申告までにバッチリ準備をしとかなくちゃ、ですね!