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40歳手前で会社を辞めた管理人が、無職でも楽しく暮らす方法を考えるブログ。前向きに「稼ぐ」「楽しむ」「節約する」方法を考え、独立か再就職を目指します。

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職場で体験した適応障害の症状

      2016/10/14

適応障害

不定期でメンタルヘルスシリーズを書いています。

僕は今ではすっかり治りましたが、仕事が原因で1年以上メンタルを患っていました。

僕が受けた診断名は適応障害でした。

自分が体験したことを忘れないため、また今メンタルで悩んでいる方の参考のため、このシリーズで過去の記憶を残しておこうと思います。

■メンタルヘルスシリーズ■

前回【第2回】ではうつ病とうつ状態の違いについて書きました。

【第3回】では僕が職場で体験した適応障害の症状について書きます。

 

適応障害の症状と診断基準

心療内科を受診して、適応障害と診断される方は多いんじゃないでしょうか。

適応障害とは、生活環境の変化や出来事がその人にとって重大で、抑うつ気分・不安・心配が普段の生活が送れないほど正常の範囲を逸脱している状態をいいます。

皇太子妃雅子様が患っていることで名前が知られるようになりました。

適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。

厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」

適応障害はうつ病と違い、ストレスの原因がはっきりしてるのが特徴です。

診断基準も原因がはっきりしていることが挙げられます。

【適応障害の診断基準】
・原因がはっきりしていて他の心の病気(うつ病など)がない
・6ヶ月ストレスから離れて症状が続かない

なので、ストレスから遠ざかると症状は軽減されることが多いです。

 

適応障害の原因は引っ越し、死別、結婚、離婚など人によって様々ですが、僕の場合は仕事でした。

転職で職場環境が変わり、部署の人間関係に馴染めなかったのが原因でした。

あまりにも細かいミスを指摘するお局衆。神経質で自分のやり方以外認めない男。そんな心の狭い連中とペアでさせられる無意味な仕事。

この職場環境が耐えられませんでした。細かすぎて僕には合わなかったんですね。

やがて彼らは僕の一挙一動を監視するようになり、僕は何をするのも怖くて動けなくなっていきました。

気持ちが萎縮すると、理解力や判断力も鈍っていくんですよ。(>_<)

人の話は一言一句メモしないと理解できなくなるし、ただ数字を書き写すだけの作業でも何回も見直さないと先に進めなくなる。

ヒヤヒヤしながら仕事をするので、普段の倍以上も時間がかかるようになりました。

完全に「仕事のできない人」状態でしたね。周りから「どうしてこんな簡単なこともできないのか!?」と怒られ、さらに委縮してしまうという悪循環にハマったんです。

そして、自分でもなぜこんなにミスをするのかがさっぱり分からないのです。

 

適応障害の人の心のイメージ

適応障害を「甘えだ」「ストレス耐性がないからだ」と「本人のせい」にしてしまう人がいますが、それは違うと思います。

僕が体験した適応障害の症状は、本人だけではどうしても解決できないものでした。

健康な人には分からないと思いますが、適応障害になるとものの見え方も変わってくるんです。

 

僕の会社では「昼休みにはパソコンの電源を切る」というルールがありました。

でも、「仕事のできない人」になってしまっていた僕は、しょっちゅう電源を切り忘れては怒られていました。

あげくは「そんなに忘れるなら、パソコンに付箋を貼っといてください!」とお局に言われ、電源のところに「電源を切る」という付箋を貼らされました。

電源を切る

もうね、こんなくだらない指摘に腹が立つやら、できない自分が情けないやら。。

しかし、付箋を貼っても僕は電源を切り忘れてしまうのです。自分でもなぜ忘れてしまうのかが分からないんです。

「どうしてこんなこともできないのか!?」と、また散々なじられました。

でも、適応障害に陥っていた僕の視界はたぶんこんな感じでした。

適応障害の視界

付箋がまったく目に入らないんですね!

これはあくまでイメージです。実際に視界が狭まっているわけではありません。

でも、心のイメージとしてはこんな感じだと思います。

もしかしたら脳の伝達物質が落ちて本当に視界が狭まっているのかもしれません。

いずれにせよ頭の処理能力が落ち、普段気づくことに気づけず、理解できることが理解できなくなるわけです。

当然ながら思考も狭まり、短絡的な行動しかできなくなります。

適応障害の症状で暴飲暴食や無断欠勤などが出るのは、そのせいでしょう。

 

僕が知っておいてほしいのは、適応障害の症状は本人のせいではないということ。

そして、人は追い詰められると誰でもそういう症状に陥るということです。

 

適応障害はストレスに弱いからなるのではない

この体験以来、僕は「人を追い詰めてはいけない」と思うようになりました。

おかげで今は前より広い心が持てたような気がします。

そういう意味では、この経験もためにはなったのかな(笑)。

 

何をストレスに感じるかは、人によって違います。

職場で上司と話すだけでストレスに感じる人もいれば、何も考えない単純作業がストレスに感じる人もいます。

適応障害を「甘え」だとか「ストレス耐性が低い」とする意見もありますが、それは違うと思います。

そのストレスが自分に向いてないだけです。

僕だって、会社を辞めてからは一人でも楽しく仕事をしています。一人の仕事もそれなりにストレスはあるんですが、余裕で向き合えていますしね。

だから、ストレス耐性が低いから適応障害になったと思わない方がいいです。

「自分はストレスに弱い」と考えるより、「このストレスは自分に向いてないのだ」と考えるのがいいと思います。

たぶん適応障害に陥っている間はそこまで思考が回らないかもしれませんね。

でも、「できない自分が悪い」とさらに自分を追い詰めるようなマネはしないでほしいんです。

 

適応障害の治療法

適応障害の治療は主に3種類あります。

  1. 原因となるストレスの除去
  2. 認知療法でストレスの受け止め方を変える
  3. 抗うつ薬の投与

一番効果的なのは「1.ストレスの除去」ですが、そう簡単に環境を変えられる人は少ないでしょう。

心療内科で診察を受けた場合、多くは「3.抗うつ薬の投与」だけで済まされると思います。

とはいえ、薬って本当に効くのでしょうか?

次回は僕が体験した抗うつ薬の効果について、お話しようと思います。

【第4回】抗うつ薬って効かないのか?体験者が語る

 

 - 無職日記

Comment

  1. うさたん より:

     いつも大変勉強になります,有難うございます。私、自己都合で退職したのですが、ハローワークの方の指摘で、医師の意見書が必要でしたが正当な理由のある退職になり、給付制限がなくなり非常に助かりました。病気理由の退職は注意しないと駄目ですね、私も適応障害でした。幸いに再就職が決まりました。今度は,前職での反省と教訓の下に無理せず頑張ります。これからもどうぞ宜しくお願い致します。

    • Sunday より:

      うたさん、こんにちは。^^

      再就職決まったんですね!おめでとうございます!
      確かに、病気が理由だと会社都合にできる場合があるんですよね。
      僕も今考えると会社都合にできたのかもしれません。
      また、そのあたりも改めて記事にしたいと思います。

      新しいお仕事頑張ってくださいね!^^

    • 真実 より:

      初めまして。
      あかるく楽しく無職生活をみてmailしております。
      今、退職奨励を受け、適応障害と言う診断書が出ました。

      自主退職で、ハローワークに相談することによっての理由ある退職となるのでしょうか?

      勤務期間は関係ないんでしょうか?
      教えて頂きたくいきなりmail致しました。

      • Sunday より:

        心身の障害や疾病で自己都合退職した場合も、ハローワークに相談することで
        「特定理由離職者」として会社都合退職扱いになるケースはあります。
        勤務期間等はハローワークが判断することになると思いますよ。

  2. みおん より:

    コメントさせていただきます。
    私は新卒で、4月から銀行で働いてます。7月に適応障害で休職しました。今月の頭から復帰しました。
    しかし、適応障害の症状がまだあり、業務軽減をすごくしてくれましたが、まだ辛いときがあります。
    しかし、会社は業務が軽いことに
    対して、良い印象がなく早く
    辞めてもらいたい雰囲気です。
    その雰囲気もあり、毎日行くことで精一杯になります。

    何かお返事を頂けたら
    幸いです。

    • Sunday より:

      みおんさん、コメントありがとうございます。
      休職から復帰されたけど辛いときがあるんですね。
      業務軽減されても、周りの反応とかいろいろ気になってしまいますもんね。

      ただ、これは僕の経験則ではあるんですが、新卒の間はあまり周りのことは気にしなくていいと思いますよ。
      新卒は仕事ができなくて当たり前なので、周りもそれを分かっているはずです。
      あまり周りを気にし過ぎるとよけい委縮してしまうので、「失敗して当たり前」と思うぐらいがいいんじゃないでしょうか。
      「毎日行くだけ」でも上出来だと思いますよ。

  3. nukko より:

    Sundayさん初めまして。
    実は先日、主人が「うつ病ではないけどうつ状態」と心療内科で診断されしばらくの間休職することになりました。
    勤務形態の関係上、数年おきに現場が変わりその新しい職場に上手く馴染めなかった様です。
    数ヶ月の間に2回出向先が変わっている(辛すぎて、無理を言って変えてもらった)のですが、1つ目も2つ目も原因は共通していました。
    本人は、物忘れが激しくなり頭も全然働かない…と言っていましたが、頭がパンク状態だったんですね。
    実は新婚でハネムーンも間近に控えている状態で今回の事があったので、私自身かなり動揺してどうしたらいのかと落ち込んでいました。
    うつ病とうつ状態の違いが知りたくてこのブログにたどり着きましたが、知りたかったことばかり書いてあり本当にためになりました。
    早期発見出来たので、大事になる前に手を打てて良かったと思って自分の仕事を頑張ろうと思います。
    また元気に仕事をしてくれる日が来ると願って、静かに待ちたいと思います。仕事疲れて帰ってもご飯があると思えば気が楽ですね(笑

    乱文失礼しました!

    • Sunday より:

      nukkoさん、コメントありがとうございます。

      ご主人の辛い状況にnukkoさんもどうしたらいいか心配されたことだと思います。
      うつ状態の本人からしたら、どうして自分の頭がこんなに働かなくなってるのかがうまく他人に説明できないんですよね。
      そのもやもやがうまく記事で伝わったのなら、僕も書いた甲斐があってよかったです。

      今は大変でしょうけど、温かく見守ってあげてくださいね!

  4. りん より:

    適応障害には同情しますが・・・
    「お局」「神経質な男」「心の狭い連中」と言うネガティブワードが気になりました。

    困難を乗り越えて自分の生き方を見つけたSundayさんは素晴らしいと思いますが、会社に留まって「自分の仕事」と「後輩の指導」の両方を担っている人達も相当頑張っていると思います。

    皆、自分に余裕がないから、必死なんですよ・・・

    それに、下手に優しい上司や先輩に恵まれると、会社を辞める事ができずに、体がボロボロになるまで働いてしまう危険もあるので、Sundayさんはラッキーだったのかもしれませんよ。

    それにしても、男性は勤続年数が長ければ評価の対象になるのに、女性は長く勤めれば勤めるほど「お局」なんて呼ばれて疎まれるのが・・・女性活躍社会とは程遠い日本の現実を思い知らされますね。。

    • Sunday より:

      りんさん、コメントありがとうございます。

      そうですね。僕はラッキーだったと思います。
      辞めるしかないところまで追い込まれたおかげで、自分らしい道を見つけることができたのですから。
      今思えば、使い物にならない僕を指導しなくちゃならなかった相手の気持ちも分かります。

      ちなみに「お局」とは「長く勤めている女性」に対して言っているのではなく、
      「長く勤めているというだけで幅を利かせている女性」という意味で僕は使っています。
      ま、女性活躍社会とは言い難い現実は確かにありますよね。(^_^;)

  5. あーりん より:

    こんばんは。
    今まさに、適応障害で通院中です。
    そして、同じような職場環境でなりました…

    医師からは、1ヶ月半の休職を勧められていますが、生活もあるため、悩んでいます(現在1週間休んでます)。

    実家の母からは、「適応障害なんて、医師が病名を付けたがってるだけで、甘えだ!早く仕事に行きなさい!」と言われ、誰も理解してくれないことから、死にたい気持ちになりました。

    どうすればよいのでしょうか…

    • Sunday より:

      あーりんさん、コメントありがとうございます。
      なかなか周りの理解が得られず辛い状況なんですね。

      適応障害は甘えではないと思いますよ。
      僕の場合、医師が休職を勧めてくることはなかったので、具体的に休職を勧められているあーりんさんは僕よりもキツい立場に置かれているということなんじゃないでしょうか。
      まずはしっかり休息をとることが大事だと思います。
      無理して出社してもっとひどいことになってしまっては大変ですから。
      お身体大事にしてくださいね。

  6. ぱえりあ より:

    適応障害で一週間休職した後輩が月曜日から出勤します。一年目で指導されることが度々あるのは当たり前のことだと思いますが、原因は仕事のストレスということです。しかし、本人は具体的に負担に思ってることはないとのこと。自分で原因がわからないってあるのでしょうか?また、ストレスを感じる現状のまま復職したところで、再び具合が悪くなるのでは、と思っています。サポートするがわとして、どういった気持でいればいいのでしょうか。

    • Sunday より:

      なるほど。サポートする側としても戸惑ってしまいますよね。
      僕の個人的な意見ですが、もしかすると負担に思っていることがないのではなく、言えないのではないでしょうか。
      言ってしまうと会社にいれなくなる、と考えているのかもしれません。
      解決しようとすると逆に負担を与えてしまうので、解決しようとせずに仕事と関係のない雑談を増やすなどして、心を解きほぐすのが先なように思います。

  7. hero より:

    sundayさん初めまして。heroと申します!色々拝見させてもらい共感した事が多々ありましたのでコメントしました。
    転職先で現在2ヶ月の事、転職先の上司がまさかの小中の同級生で(相手は面識があるみたいですが、こちらは覚えがないです…)、最初は未経験ながらも作業をこなしてましたが、失敗をする度に失敗カウンターを付けられて、確かカウント10は速攻で上がりました。
    そして徐々に体調·精神状態が崩れ、休日も増して、病院で適応障害と診断されました…
    現在も休職していますが、現状今後は退職を視野に入れています。
    期間中でも傷病手当が貰えるのか?
    直ぐにでも退職願を出して、新たに探した方が良いのか、ベストなタイミングが分かりません…
    結局決断は自分ですが、経験された方の話しを聞いてみたくて今回コメント致しました。

    • Sunday より:

      コメントありがとうございます。
      上司が過去の同級生だったとは、そんな偶然もあるんですね。
      しかし、失敗のたびにそのような仕打ちをされると、気持ちも滅入ってしまいますよね。

      傷病手当については、医師の「就業不可能」という診断があれば出ると思います。
      ただ、転職2ヶ月ということは、まだ試用期間中なのではないでしょうか。
      その場合、会社は「就業不可能」ということで退社をうながす可能性が高いです。
      続けるか辞めるかいずれを選ぶにしても、会社との相談が必要になると思います。
      いずれにしても、まずはご自身の健康を大事にしてくださいね。

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