僕は会う人からよく「人当たりがいいですね」と言われます。
ま、外見が穏やかそうだから第一印象でそう見られてるんだと思います。
でも、中身はぜーんぜんそんなことないですよ!
本当は人のこととか全然考えられない性格ですから。
人に合わせるのが苦手だし、そもそも協調性がないからこうやって一人で仕事をしているわけですしね(笑)。
周りに合わせるのって難しいですよね。集団生活に溶け込めない人もいるでしょう。
僕も会社に勤めていたときは、周りから浮いてないか気を遣ってヘトヘトでした。
人と合わせるだけでこんなに疲れるなんて、なんて自分は社会性のない人間なんだと落ち込んだものです。
でも、人に合わせられないのは悪いことではありません。
ていうか、人に合わせなくても案外平気なものなんです。
むしろ「人に合わさなくちゃ」という考えが、人生を悪い方向に向かわせている面もあります。
人生は周りのことを考えない方がうまくいくケースって多いんです。
なぜ周りを気にしない方がうまくいくのか? 今日はそんな話をしたいと思います。
みんなで一緒にやるのが苦手
僕は学校や会社で「みんなで一緒にやる」という集団行動が苦手でした。
たとえば高校の文化祭。
クラスで出し物の準備をするのですが、なぜみんながこんな一体になって行動できるのか不思議でした。
出し物は他人が決めたもの。僕とは何の関係もありません。
頑張っても僕には何のメリットもない。「これができたから何になるの?」という感じ。
自分が決めたものではないないから、全く気持ちが乗らないんです。
そうはいっても、何も手伝わないのは人の目が気になります。
だから、一応その場では手伝うわけですよ。
でも、心から手伝っているわけではなく「手伝っているように見せておこう」としているだけでした。
会社も似たような感じで、会社が決めた目標には全く気持ちが動きませんでした。
「売上目標○○円!みんなで頑張ろう!」と言われても、達成したからといって僕に何があるわけでもないですからね。
むしろ「忙しくなるから達成しないでくれ~!」と願ったものです。
なのに、周りは売上のために必死になっている。
しかたないから僕も必死になっているフリはしてました。
でもね。心からの行動ではないから、ヘトヘトになるんですよ。
周りに合わせるためだけにやってるから、ドッと疲れるんです。
「ちゃんと頑張ってるふうに見えてるかな?」というのばかり気にしてしまうから、疲れちゃうんですよね。
どうしてみんなは自然と合わせられるのかが不思議でした。
そんな周りと比較して、「自分は協調性がないなぁ」と自己嫌悪に陥ったものです。
嫌われたくない心理が働いていただけ
どうして僕がヘトヘトになりながらも周りに合わようとしてたのか。
これは単に、嫌われたくなかっただけなんでしょうね。
頑張って人に合わせようとする努力は、「嫌われないようにしよう」という僕の臆病な心の裏返しだったんです。
でも、「嫌われないようにしよう」と嘘をついて生きるのてって、逆に嫌われる生き方だと思いませんか?
「どういうふうに見られているかな?」とビクビクしている人って、魅力的に映りませんよね?
実は、「嫌われてもいい」と開き直って好きなことをやる方が、人から好かれたりします。
実際僕は人に合わせるのをやめて自分の好きな仕事だけをやっていますが、いろんな人からコメントや感想をもらえたりします。
つまり、好き勝手にやっている方が人から好かれるんですね。
自分の好きなことだけやっていると、案外人は寄ってくるものなんです。
だって、周りに合わせるよりも、一人でやる方が僕は得意なんですもん。
人には2種類あって、周りと協調しながらやっていくのが得意な人もいれば、一人でコツコツやるのが得意な人もいます。
僕は完全に後者の方。だから、得意なことをやった方が、個性が発揮されるわけです。
文化祭の出し物はどうでもよかったけど、自分で作るサイトはいいものを作りたい。
会社の売上はどうでもよかったけど、自分の売上はもっと増やしたい。
すると、なぜか賛同してくれる人が現れます。
自分勝手に行動したら人が集まるという、あべこべなことが起こるんですね。
あなたが嫌われたくないから周りに合わているのなら、それはやめた方がいいです。
そういう理由で周りに合わせるのは、むしろ逆に嫌われる原因になってしまいます。
「自分中心」にこだわってみると、結構人は認めてくれますから。
人に合わせなくても、人生そんなに支障はなかったりするんですよ。
協調性は日本の集団生活でしか通じない
そもそも、協調性ってそんなに大事なんでしょうかね。
とかく日本では「空気を読むこと」が重視されます。
学校では全員で同じ授業を受け、会社では全員が同じように教育される。
空気を読んで周りに合わせることが美徳のように教え込まれています。
でも、空気を読まずに好きなことに忠実になることの方が、これからの時代はよっぽど大事なんじゃないでしょうか。
国や組織の垣根がなくなりつつある今、人に合わせるだけで生きていける時代は終わりつつあります。
協調性はせいぜい日本の集団生活でしか通用しないものです。
これからは個人が好きなことをやり、お互いを認め合う社会の方が健全な気がするんですよね。
「人に合わせる」のではなく「違いを認める」こと。
だんだんと社会はそちらの方向にシフトしていくんじゃないでしょうか。
そうなったときに生き残れるのは、自分の好きなことに忠実に生きている人たちです。
嫌われないよう人に合わせて生きるのではなく、もっとワガママに生きてみてはどうでしょう。
それが人生を好転させるきっかけになるかもしれません。
人に合わせない生き方について、↓こちらの記事ではさらに詳しく書いてみました。よろしければ読んでみてください。
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人に合わせなくても、案外大丈夫なものですよ。