生活に便利なクレジットカード。ネットで買い物をするなら必需品です。
Amazonや楽天が普及した今では、持ってないと決済ができず苦労するんじゃないでしょうか。
とはいえ、「無職だからクレジットカードは作れない」とあきらめている人も多いのでは?
確かに無職・ニートだとクレジットカードの審査には通りにくくなります。
しかし、無職・ニートでもやり方によってはクレジットカードを作るのは可能です。
審査に通りやすいクレジットカード会社もあれば、審査に通るコツもあるので、申し込み時に少し工夫するだけでクレジットカードを持つことはできますよ。
無職・ニートでもクレジットカードの審査に通る方法を解説します。
目次
無職がクレジットカードを作る方法
原則としてクレジットカードは「定期的な収入」がないと作ることはできません。
無職・ニートはこの「定期的な収入」がないので、原則に従えば作れないことになります。
しかし扶養に入っている学生や専業主婦は、扶養者に定期的な収入があれば作れます。
また、失業中でもアルバイトをすることは可能なので、少しでもアルバイトをすれば収入は作れます。
要は、生粋の無職でなければいいのです。
そこで、まずは無職がクレジットカードを作るための正攻法を紹介します。
家族カードを作る
親と同居している家事手伝い・ニートの人は、親のクレジットカードで家族カードを作るという方法があります。
この場合は親の返済能力しか問われないので、あなたの職業や収入がどうであろうと関係ありません。
家族カードでも本会員のカードとほぼ同じ機能が使えるから、一番手っ取り早い方法でしょう。
アルバイトをする
一時的にアルバイトをして勤務先を作るのも手でしょう。職業欄に「無職」と書くよりは審査に通りやすくなります。
クレジットカード会社によっては勤務先に電話がかかってくるので、きちんと在籍確認ができる勤務先がベストです。
ただし失業中にアルバイトをすると失業保険の受給に影響を及ぼすので、勤務期間や労働時間には注意してください。
派遣会社に登録する
派遣会社に登録すれば、勤務先は派遣会社になります。登録だけしておけば仕事は引き受けなくてもOK。
最近ではオンライン面接だけで登録できる派遣会社もあるので、一時的に登録するのもいいでしょう。
関連記事無職・ニートが派遣社員になるには 「とりあえず派遣」はアリ?
審査に通りやすいクレジットカード
無職がクレジットカードを作るための正攻法は、確実ではあるもののちょっと面倒です。
クレジットカードを作るためにバイトしたり派遣会社に登録するのは、あまり現実的ではないですよね。
できれば「無職・ニートの状態のままクレジットカードを作りたい」という人が多いのではないでしょうか。
そこで検討したいのが、無職でも審査に通りやすいクレジットカードです。
一般的に、三井住友や三菱UFJなど銀行系のクレジットカードは審査が厳しいです。
逆に流通系や小売り系のクレジットカードは審査に通りやすいと言われています。
ポイント
- 銀行系のカード・・・三井住友カード、MUFGカード
- 流通系・小売り系のカード・・・楽天カード、イオンカード、セブンカード、ヤフーカード
無職・ニートがクレジットカードを作るなら、流通系・小売り系のカードに絞った方がいいでしょう。
楽天カード、イオンカード、セブンカード、ヤフーカードなどがポイントも貯まりやすくておすすめです。
ただしカードを作るときは、同時に何枚も申し込まないでください。
同時に複数の申し込みをすると、申し込みブラックといって今後の審査が通らなくなることがあります。
3枚申し込んで審査が通らなければ、次の申し込みは最低6ヶ月は期間を空けましょう。
まずは1枚、作りやすそうなカードから試してみるのがいいでしょう。
無職でも審査に通るコツ
では、申し込み時の注意点をお話します。
クレジットカードの審査ではクレジットヒストリー(クレヒス)と言って、個人信用情報機関にあるカードの利用履歴や、銀行や消費者金融からの借り入れ記録などの信用情報が最も要視されます。
定期的にカードの利用履歴があり、ちゃんと返済していれば問題ありませんが、クレヒスに遅延や滞納の履歴があれば審査に落ちることが多いです。
次に「収入があるか」「住居があるか」「返済能力があるか」が問われます。これらを判断するために、勤務先の規模や年齢などが見られます。
そこで、申し込み時に次の点を注意すると審査に通りやすくなります。
「こうすれば必ず通る」というわけではないですが、これらのポイントを押さえておけば無職でも審査に通りやすくなります。
職業
職業欄に「無職」と記載するのはなるべく避けましょう。
配偶者がいて家事を専門に担っているなら「専業主婦(主夫)」とすることもできますし、個人的な収入があるなら「自営業(自由業)」とすることもできます。
年金を受け取っているなら「年金受給者」で通ります。
ただし、嘘の職業を申告するのはやめましょう。嘘がバレると信用情報に傷が入り、今後ますます審査に落ちやすくなります。
居住年数、居住状況
居住年数は長いほど審査に通りやすくなります。居住年数があいまいなら長めに入力しましょう。
9年10ヶ月なら、10年以上にしても問題ありません。居住年数が1年未満だと審査落ちしやすくなるので注意が必要です。
実家暮らしやニートの人なら、電話番号は携帯電話だけではなく実家の固定電話番号も書きましょう。
賃貸よりも持ち家の方が審査に通りやすくなるので、一人暮らしでも住民票が実家なら「実家暮らし」としても問題ありません。
カードの利用目的
カードの利用目的は「普段のお買いもの等に利用」を選択しましょう。「現金のお借り入れ等に利用」は選択しないでください。
要は「借金はしない」ということをアピールするのが大事です。
キャッシング枠とリボ払い(重要!)
キャッシング枠はなるべく「0円」を選びましょう。ここでも「カードで借金しない」とアピールするのがポイントです。
キャッシングを利用する場合でも、金額はできるだけ少額に抑えましょう。リボ払いも申し込まない方が審査に通りやすくなります。
このキャッシングとリボ払いの項目はかなり重要です。
収入の有無
収入の有無は正直に申告しましょう。収入がないからといって審査に落ちるとは限りません。
ただ、アフィリエイトやネットオークション、ブログからの収入などは「本人収入あり」で申告できます。
少しでも収入があれば「本人収入あり」にした方がいいでしょう。
勤務先
アフィリエイトなどネット収入があれば、勤務先は「その他」にします。「自営業(自由業)」と名乗って自宅を勤務先にすることも可能です。
短期でもアルバイトをしているなら、バイト先を入力しましょう。
ただしここも嘘を書くとバレたときに信用情報に傷がつきます。くれぐれも嘘は書かないようにしてください。
預貯金額と世帯年収
預貯金額はあまりに盛ってしまうと嘘くさいです。常識の範囲内で入力しましょう。
実家暮らしやニート、家事手伝いの人は、家族も含めた世帯年収を計算して合計額を入力しましょう。
「本人収入なし」「勤務先なし」と答えた人は、なるべく預貯金額が多い方が審査に通りやすくなります。
完全な無職でも預貯金額が多ければ審査に通るケースが多いようです。
うまくやれば無職でもクレジットカードは作れる
これら申し込みのコツを押さえれば、無職でも審査に通りやすくなります。
要は「カードで借金はせず、預貯金の範囲内で使います」ということをアピールするのがポイントです。
楽天カードなど審査の早いクレジットカード会社は、機械による自動審査をしています。
なので、うまくやれば即日で合格メールが届きますよ。後はカードが郵送で送られてくるのを待つだけです。
無職だからといって、クレジットカードを作るのを諦めないでくださいね。ポイントさえ押さえれば、クレジットカードを作るのは可能ですよ。