無職でも銀行口座を作りたいときってありますよね。
公共料金の引き落としだったり、再就職先の給与口座として必要だったり。
でも、無職でも銀行口座は作れるのでしょうか?
ここでは無職が銀行口座を開設するときの注意点や、銀行口座の作り方を解説していきます。
無職でも銀行口座は作れる
まず、無職が銀行口座を作れるかですが、無職でも問題なく銀行口座は作れます。
銀行の口座開設にはクレジットカードのような審査はないので、職業や収入は関係ありません。
だって年金暮らしの人や、働かなくていい資産家の無職も世の中にはいますもんね。
だから、無職であろうと無収入であろうと口座開設はできます。
ただし、最近はマネーロンダリングやテロへの資金提供を防ぐため、新規の口座開設には銀行も慎重になっています。
たとえば職業が無職なのに口座の使用用途を「貯蓄」と書いていると、「収入がないのに貯蓄とはどういうことですか?」と疑われることもあるようです。
口座の開設理由や使用用途は「公共料金引き落とし」や「ネット決済」にしておいた方が無難でしょう。
また、職業が無職かは関係なしに、自宅・職場・学校の住所地と離れた支店で手続きをすると口座開設できないことがあります。
たとえば住民票が実家にある大学生が下宿先で口座開設すると、断られることがあるんです。
なので口座開設は自宅の最寄りの支店か、全国どこからでもアクセスできるネット銀行にするのがいいでしょう。
無職の口座開設の注意点
- 口座の使用用途を「貯蓄」にすると断られることがある
- 自宅・職場・学校以外の住所地で手続きすると断られることがある
ちなみに「銀行口座を開設すると、無職だという情報がクレジットカード会社に流れるんじゃないか?」と心配する人がいますが、銀行とクレジットカード会社は別会社なので、情報がもれることはありません。
退職前に作ったクレジットカードなら、たとえ会社を辞めて無収入になったとしても、クレジットカードが停止されることはないので安心してください。
無職が銀行口座を作っておくメリット
無職が銀行口座を作っておくメリットは「デビットカードを作れる」ことと「各種手当の振込口座に使える」ことです。
デビットカードを作れる
無職・無収入だと基本的にクレジットカードを作るのは難しいです。
継続的な収入がないと、クレジットカードの審査に通りにくいからですね。
しかしデビットカードなら審査がなく、学生(15歳か16歳以上)や主婦でも容易に作れます。
最近はキャッシュカード一体型のデビットカードも多く、口座開設と一緒にデビットカードも作れます。
デビットカードはクレジットカードの代わりに普段の決済で使えます。
クレジットカードと違い、銀行口座から即時に引き落としがされるので、使い過ぎの心配がありません。
クレジットカードの加盟店やネット決済で使え、クレジットカードと同等の活用ができるでしょう。
クレジットカードを持ってない人は、銀行口座を作ってデビットカードを持っておけば、生活の利便性が増しますよ。
関連記事無職がクレジットカードを作るには 無職でも審査に通る方法
各種手当の振込口座に使える
無職になると国から手当をもらうことが増えます。
失業したときの失業手当、職業訓練を受けたときの技能習得手当、再就職したときの再就職手当など。
これらの手当は原則、銀行振込となります。
手当をもらうには銀行口座が必要になるので、無職でも作っておいた方がいいでしょう。
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銀行口座の作り方
銀行口座を開設する方法は簡単です。
印鑑と下記のいずれかの本人確認書類を持参して、銀行の窓口で手続きするだけです。
口座開設の本人確認書類(例)
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 住民基本台帳カード(顔写真入り)
- 在留カード
口座開設に必要なものは各金融機関で異なるので、確認してください。
健康保険証や年金手帳は、2つ持参することで本人確認となる銀行が多いです。
銀行の窓口に行かなくても口座開設はできます。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行では、店頭に行かなくてもアプリで口座開設ができます。
アプリだと印鑑不要でいつでも口座が作れるので、ぜひ試してみてください。
また、ネット銀行なら大手メガバンクよりも金利が優遇されていたりメリットが大きいです。
なかでもPayPay銀行と楽天銀行はキャッシュレス決済とも相性がよく、ネットショッピングでの支払いにとても便利です。
キャッシュレス決済が普及した今、もはやメガバンクを利用するメリットはあまりありません。
PayPay銀行と楽天銀行なら年会費無料でデビットカードも作れるので、無職の間の決済に使いたい人はぜひ検討してみてください。