無職でもいろいろな事情で家を借りたいことはあるでしょう。
就職のために上京したり、離婚してシングルマザーになったり、さまざまな理由があると思います。
「もう少し家賃の安い物件に引っ越したい」
「仕事を見つけるために上京したい」
「今はニートだけど、一人暮らしして親元から自立したい」
そんなときに「無職でも賃貸契約できるのか?」「入居審査は通るのか?」は気になりますよね。
無職が家を借りるのは厳しい面もありますが、できないわけではありません。
保証人をたてたり預貯金審査をしたり、対策を立てることで審査には通りやすくなります。
無職が家を借りるときの賃貸契約と家探しのコツを解説します。
目次
無職でも賃貸契約はできる
家を借りるには申し込み→審査→契約という手順を踏みます。
無職にとってネックとなるのが家主(貸し手)による入居審査です。入居審査で「家賃をちゃんと支払えるかどうか」が問われるからです。
家賃の支払い能力は職業によって次のように評価されます。
家賃の支払い能力
正社員 > 契約社員・派遣社員 >自営業 > アルバイト・パート > 無職・生活保護受給者
現実として安定した収入のない無職は、家賃の支払い能力がない者とみなされます。
よって、入居審査は最も厳しくなります。
できれば無職が家を借りるときは本人ではなく、親族や親名義で借りた方が審査に通りやすくなります。
この「入居者は本人だけど、借主は親族」という形態を代理契約と言います。大学生が下宿するのと同じ形ですね。
とはいえ、社会人であれば本人名義で家を借りたい人が大半でしょう。
そこで、無職でも審査に通りやすくなるコツを紹介します。
無職でも入居審査に通るコツ
無職でも入居審査に通りやすくするコツを紹介します。
賃貸契約にあたって、貸し手がもっとも心配するのは「家賃の滞納」です。
なので、入居審査では「きちんと家賃を支払う能力がある」と証明することが大切です。
保証人をつける
収入のある保証人をつけると審査に通りやすくなります。できれば2親等以内の親族(両親、兄弟姉妹、祖父母、子供、孫)がいいでしょう。
保証人がいない場合は、家賃保証会社と契約して保証してもらえる物件もあります。
家賃が余計に1ヶ月分ほどかかりますが、最近は親が年金生活者の人も多いため、利用する人が増えています。
また、不動産屋では保証人なしの物件を紹介してもらうこともできるので、尋ねてみるといいでしょう。
預貯金審査をする
たとえ無職でも十分な貯金があれば貸してもらえる物件もあります。
そこで、貯金の金額を元に預貯金審査をしてもらえないか、不動産屋で聞いてみましょう。
預貯金審査では25か月分(約2年分)の家賃を払える貯金が必要です。家賃5万円だと125万円の貯金が必要な計算になりますね。
5万円 × 25ヶ月 = 125万円
残高証明として通帳のコピーを提出する場合もあります。
審査の厳しい物件ならこの預貯金審査をすることがあるので、なるべく貯金は蓄えておくのがいいでしょう。
家賃の前払いをする
家賃の前払いをすることで審査に通る物件もあります。
だいたい1年分の家賃を前払いすることで入居できるケースが多いです。
家賃の低い物件を探す
家賃の低い物件ほど、無職でも審査に通りやすくなります。
家賃10万円のマンションよりも、家賃3万円のアパートの方が借りやすいのは当然ですよね。
一般的に家賃5万円以下の物件は審査が甘いと言われています。
また、場所によっては無職でも家を借りやすいエリアがあります。
治安の良くないところが多いですが、保証人なしの物件もあるので不動産屋で尋ねてみるといいでしょう。
転居理由をはっきり伝える
就職活動や離婚など、引っ越しするはっきりした理由があれば不動産屋に伝えましょう。
無職でいることに理由があるのなら、貸し手も安心できますからね。
求職中なら「就職活動の状況」や「前職で何をしていたか」を答えられるにようにしておくといいです。
失業保険受給中でも審査が通らないわけではありません。
逆に転居の理由を隠していると、貸し手から不信がられます。
不動産屋を訪ねるときは、家を借りる理由をはっきり説明できるようにしておきましょう。
関連記事失業保険受給中・受給前に引っ越しするときのハローワークの手続き
閑散期に訪問する
入居審査に通るためには、不動産屋の協力が不可欠です。協力してもらうには、繁忙期に行くよりも閑散期に行った方が親身に相談に乗ってくれます。
不動産屋の繁忙期は1~4月と9~10月、逆に閑散期は5~8月と11~12月です。閑散期なら家賃交渉してくれる率も高くなります。
また、不動産屋を訪問するときは身なりもきちんとしておいた方がいいでしょう。
ボロボロな上に無職だと、さすがに担当者も「この人に貸して大丈夫か?」と身構えちゃいますからね。
アルバイトをする
完全に無職の状態よりも、短期アルバイトでもいいので収入がある状態にしておいた方が、審査は通りやすくなります。
ネット収入などがあるなら「自営業」にしてもいいでしょう。ただし、嘘はいけません。
申し込みの時点で確定申告書のコピーなど収入を証明する書類が必要なこともあるので、嘘をついてもいずれバレてしまいます。
また、家も仕事も両方探したいなら寮つきの仕事を探すという手もあります。
なるべく早く一人暮らしをして自立したいのなら、↓こちらの記事も参考にしてください。
賃貸契約に必要なもの
無事に審査が通れば賃貸契約に移ります。賃貸契約するときには一般的に以下のものが必要になります。
- 源泉徴収票・確定申告書など、収入を証明できる書類
- 印鑑・印鑑証明書
- 住民票
- 敷金・礼金・前家賃(1ヶ月分+日割計算)
- 加入する損害保険料
- 保証人の同意書と印鑑証明
無職の場合、これらの他に雇用保険受給資格者証、親族の緊急連絡先が必要なケースがあります。
就職する会社が決まっているのなら、内定通知書を提出する場合もあります。
なお、勤めていた人が賃貸契約期間中に無職になったとしても、それを理由に退去させられるようなことはありませんので安心してください。
無職にピッタリな家の探し方
無職が家を探すなら、審査が通りやすくて初期費用の安い物件を探すのがベストです。
昔なら不動産屋をくまなく探せば「お宝物件」や「掘り出し物物件」を見つけられましたが、今ではそういう「お宝物件」はほとんどありません。
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無職が家を借りるときは敷金や礼金などの初期費用に苦労します。さらに引っ越した後は家具の購入費用などがかさみます。
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不動産会社に別の物件を紹介されて契約した場合でも、祝い金がもらるんです。
契約するのはキャッシュバック賃貸に掲載されていない物件でも構いません。
つまり、キャッシュバック賃貸を経由せずに直接不動産会社に問い合わせをすると損ということなんです。
部屋を探すときは、まずキャッシュバック賃貸を経由して問い合わせをしてみましょう。
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