お盆です。世間は夏休み真っ只中。とはいえ無職は年中夏休みなので、特に嬉しかったりはしません(笑)。
思い返せば去年の今頃は適応障害で苦しかったなぁ。夏休みが来るのをどれだけ心待ちにしていたことか。
せいぜい5日ほどの休みだけど、お盆休みや年末年始だけが唯一の自分に帰れる時間でした。
僕がどうして会社で苦しんでいたかは、↓こちらに詳しく書いています。
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そして休みの終わりに訪れる憂鬱感・絶望感はハンパなかったです。
世にいう「サザエさん症候群」というやつですが、それはもう健康な時とは比にならないくらいの憂鬱に襲われました。
明日から嫌な仕事だと思うと、ベッドで動けなくなりましたもん。時計を見ながら「日が変わるまであと2時間・1時間」とかつぶやいたり。
「そんな連休終わりの憂鬱感、誰にでもあるよー」と思われるかもしれませんが、適応障害の時はその何倍ものうつ状態になります。
今はそういった憂鬱を味わわずにいられるのが唯一の救いかな。
また働き出すとあのうつ状態になるんだろうか。それが非常に不安です。どうか症状が再発しないことを願うばかりです。
なぜ社会人の夏休みは短いのか?
それにしても社会人の夏休みはどうしてこんなに短いのでしょう。
特に日本人は働き過ぎ。欧米では1ヶ月もバカンスを取るというのにね。
欧米ではバカンスを目標として日々働いている人が多いと言います。欧米人は「バカンスのために働く」という意識なんだそうです。
「休みのために働く」ってのは僕も賛成。だって仕事だけで人生終わってしまうのなんて、もったいないですもん。
無職期間は人生の夏休みだと思います。
長い人生、夏休みは必要です。なんせ40年も働くんですからね。その間まとまった休みがないなんて、何のために生きているのか分からなくなってしまいます。
大学生活を「人生の夏休み」と形容したりもしますが、大学生活が終わる時もなんだか理不尽な感じがしました。「あぁ、これから40年間も休まず働くのか」と。
学生時代は必ず毎年あった夏休み。7月から8月の、あの長い自由時間。好きなことができて楽しかったなぁ。
でも社会人になるとそれがなくなるっての、すごく理不尽だと思いませんか?少なくとも僕は「この制度ってなんだかおかしい」って思うのです。
「だったら自分から夏休みを取ってしまおう!」と思って会社を辞めたわけではないですが、幸か不幸か今は人生の夏休みとなっております。
40歳手前アラフォーにして人生休養中。これって時期的にちょうどよかったのかも、って思ったりもします。
だって60歳まで働くとして、社会人生活の中間地点ですもんね。ちょっと立ち止まってゆっくり考える時間も必要なんじゃないでしょうか。
むしろ40歳で1年間休むことを制度化したらいいのに。そうすればこれからの人生も豊かに過ごせる気がするんですよね。
ちなみに欧米ではこういう休み方が一般化していて、キャリアブレイクと呼ばれています。
40歳になる前に一度休んでみました
というわで、人生の夏休みを取ることができたラッキーな僕がいます。勝手にそう思い込んでおきます。あとで泣いてもしらんけど(笑)。
「40年間休まず働く」って常識に疑問を持った時点で、こうなることは必然だったのかもしれません。
でも夏休みはいつか終わるもの。そのうち急に終わりが来るかもしれません。
なので後悔はしないようにしとかないとね。今は日々を大切に生きていくのみです。