前の会社に勤めていたとき、上司がよく言っていました。
「新しいアイデアを出せ」
「同じ仕事ばかりしていてはダメだ」
「仕事は自分で作るものだ」と。
僕は表向きは従いながらも、心の中では反発していました。
「何言ってんだよ。仕事は減らすものだ」と。
仕事は「作るものではなくなくすものだ」という僕の本音をお話したいと思います。
無駄なことは減らしたかった
「仕事は自分で作るもの」という理屈は分かるのですが、本音は仕事を減らしたかったんです。だって、次々に無意味な仕事が増えていくから。
僕の会社はワンマン経営で、社長はとにかく新しいものに手を出す人でした。
経営陣に新しいアイデアを求めるから、経営陣も社長へのご注進のために突拍子もない企画ばかりを作り続けるんです。
結果、末端の僕らの仕事が増えていくわけです。
日替わりでキャンペーン広告を作ったり、社員総出でチラシを配りに行ったりもしました。
効果も検証せず、企画ばかり立ち上げるから疲弊するばかり。通常業務も回りません。まるで竹やりで突入する日本兵のようでした。
そんな中、僕らに「新しい仕事を作れ」と言われても、作れるわけありません。目の前の仕事を片づけるので精一杯です。
だから、本音は仕事を減らしたかった。
当然です。仕事が増えても給料は変わらないんですから。
いかに無駄をなくすか、いかに効率的に回すかに頭を使ってました。
だから「仕事は自分で作るもの」という考えは、どうしても腑に落ちませんでした。
自分で作る仕事とは?
僕は今では会社を辞め、アフィリエイトというネットビジネスでブログやサイトからの収入で生活をしています。
「アフィリエイトって何?」という方は、別ブログ↓で解説しているのでご覧ください
アフィリエイトに取り組んでいると、仕事に対するスタンスがだんだん変わってきました。
進めていると、やりたいことやアイデアがどんどん出てくるんですね。日に日に作りたいブログやサイトが増えてきます。
会社を離れて一人で仕事をすると、新しいことをやりたくなるんです。
上司に「新しい仕事を作れ」と言われたときは苦痛でしかたなかったのに、今では率先して自ら仕事を作っている状況です。
これは何なんだろう?
そっか。結局、命令されて仕事を作るというのは、新しい仕事を作ることではなかったんですね。
命令されて作った仕事は、命令した当人のものでしかなかったんでしょう。
だから僕にとっては「仕事は減らすもの」という考えになったんだと思います。人から命令された仕事なんて減らしたくて当然ですし。
たぶん会社員に戻ったら、また「仕事は減らすもの」という考えになっていたと思います。
「効率よく回したい」「無駄なことはしたくない」と思いつつ、命令されて無理やりアイデアをひねり出したりしてたかもしれません。
でも、会社のためにひねり出すアイデアなんてくだらないです。それこそ無意味です。
自分のために、自分が納得できる仕事を作りましょう。
独立して始めて「仕事を作る」という言葉に抵抗を感じなくなりました。
会社を離れてやっと「仕事を作る」という意味が分かった気がします。
会社でする仕事に納得がいかないのであれば、↓こちらの記事も参考になると思います。よかったら読んでみてください。
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