突然ですが僕、サンデーは結婚しました(2017年8月)。
実は1年ほど前からお付き合いしている彼女がおり、このたび晴れてゴールインとなりました。
先日入籍し、来月から一緒に住み始める予定です。
僕は今42歳でバリバリの晩婚だし、こういう報告をするのは気恥ずかしいんですけどね。(^^;)
まぁでも、我ながらよくここまでたどり着いたなぁと思うので、報告したいと思います。
この無職ブログを始めたころは、自分が結婚できるなんて思ってもみませんでした。
ちょうど3年前に会社を辞めて、これからどうしようか路頭に迷っていた時期に始めたのが、この無職ブログです。
あのころは、人生で一番つらかった時期でした。
その後ブログ収入だけで生活できるようになり、独立してからはサラリーマン時代の収入を上回るようになりました。
あのころからは考えられないぐらい幸せの中にいる僕ですが、振り返ってみるとこれまでのパッとしない人生には原因があったように思います。
今ならなんとなく「どうして自分が結婚できなかったのか」が分かる気がしてるんです。
結婚と年収ってやっぱり関連性が大きい
今振り返るとサラリーマン時代、僕には強烈な年収コンプレックスがありました。
男にとって結婚は家族を養う責任と結びついていて、養えるかどうかは「年収」で測られるのが現実です。
女性も「愛さえあればお金は関係ない」と言いながらも、やっぱり年収はチェックしますもんね。
そんな中、僕の年収は300万円以下でしたからね!←もはや自慢
女性が結婚の最低条件としている400万円にすら届かない。
内閣府の「結婚・家族形成に関する調査」によると、年収300万未満の30代男性は9.3%しか結婚できていません
参考:年収別の結婚率・未婚率
転職して役職に就いても、どうあがいても350万円が精いっぱいでした。
何をしても結婚できる最低ラインに届かないのです!
僕は結婚した人が偉いとは全然思っていません。
ただ、そこには「スタートラインにすら立てない自分」を憐れむ気持ちが隠れていました。
既婚者をうらやむ気持ちを隠すため、結婚のデメリットにばかり目がいくようになったんです。
「子供の相手で自由な時間もないし、家のローン抱えて小遣い2万円ってありえへん!既婚者ってかわいそう~」
って感じに、既婚者に同情して独身である自分を納得させていました。
「それでも家族はいいもんだよ。お前も早く結婚したら?」という言葉を、
「はいはい。そうやって結婚した自分を納得させないとやっていけないのね~」
と、心の中でバカにしていたもんです。
結局僕も結婚できない自分を自分に納得させていただけで、そういう意味では「お互いさま」だったんでしょうね。
ただ、独身で収入が低かった僕は、そういう妬みやひがみがいろんな部分に表れていたように思います。
結果的にそれが人を遠ざけていたのかもしれません。これを「独身をこじらせる」と言うんでしょうけど(笑)。
そういったひがみも、独立してサラリーマン時代の年収を上回るようになってからは徐々になくなってきました。
会社に頼らなくても稼げるようになったのと、サラリーマンにはできないことをやっているという自負が、自信につながったんだと思います。
だから、最近は人をうらやましいと思うことがほとんどありません。
すでに幸せだから、何かを自慢する必要もないし、過度に自分を大きく見せる必要もない。
(ブログで収入公開とかしてますが、これはビジネス上の必要のためです)
結婚できるまでになったのは、年収が上がったこともありますが、自信がついて余裕ができたからというのが大きいように思います。
もし元のブラックな職場を続けていたら……。
もし独立せずに再就職していたら……。
おそらく僕は結婚できなかったんじゃないでしょうか。
うん。僕はこの道を選んでつくづく良かったなぁと思います。
無職だった3年前に↓こんな記事を書いてますが、この道を選んだ僕を褒めてやりたいです。
独身と既婚者ではどちらが幸せか?
独身と既婚者でどちらが幸せかは、一概に言えないと思います。
独身をこじらせていた僕は、一人を楽しむ術は人並み以上に長けていました。
一人旅も、一人カラオケも、一人焼肉も平気で行けるし、純粋に楽めます。
もはや一人でいても寂しいという感覚がほとんどありません。
一人遊びが得意で、逆に人がいると疲れてしまうぐらい一人が染みついてしまってるんですね。
「逃げ恥」のヒラマサさんのごとく、プロ独身と言ってもいいでしょう(笑)。
一人の世界はとてもラクです。
でも、このままでいいのかという疑問は常にありました。
というのも、人間40歳を過ぎると、頭が固くなって自分以外のものを受け付けにくくなってくるんですね。
自己流に凝り固まってしまって、その固まり方は自分でも自覚できるほどです。
千鳥のノブが言う「クセがすごい!」って、この状態なんだろうなぁと思います(笑)。
周りから見れば単なるクセの強いおじさんですわ。これではいかんなぁ、と。
こんな自分のクセを自覚するようになってからは、意識が変わってきました。
結婚して自分以外のものが自分に入ってきた方が健全なんじゃないか、と思うようになったんです。
誰かが一緒にいる方が、自分が縮まらないんじゃないか。ていうか、誰かと一緒の方が自分が広がるんじゃないか。
今まで40年、人生の半分を一人でやってきたわけですしね。
もう半分は誰かと一緒にいることでバランスがとれるようになるんじゃないか、と思うようになったんです。
幸いにも、そんなときに出会ったのが最良の人でした。
彼女とは考え方や価値観、目指すものが似通っていて、話をしていてもすごく共感できます。
彼女はこのブログも見てくれていて、これまでの経緯も知っています。
「ブログで生活している」なんて、怪しい肩書きの僕をちゃんと理解してくれていて、ほんとに頭が良くて心の強い人だなぁと思います。
彼女自身も地に足をつけて仕事しているのでとても尊敬できますし、僕が支えることもあれば支えられることもあります。
そんな彼女となら、これから先も助け合いながら生きていけるんじゃないかと思いました。
だからこれからは、一人じゃない幸せを味わっていきたいと思っています。
後半の人生を味わい尽くしますよ~(笑)。
晩婚化も悪くない
こういう考えで結婚できたのも、晩婚だからこそだと思います。
いろんな妬みやひがみを抱えたままの若い僕だと、きっとうまくいかなかったんじゃないでしょうか。
なんていうか、人生のいろんな課題がクリアになってから結婚できた気がしてます。
もちろん結婚はゴールではなくスタートなので、これからいろんなことがあるでしょう。
でも、この時期に結婚できたのはホント良かったなぁと思います。
晩婚って結構いいものなのかもしれませんね(笑)。
既婚者になりましたが、この無職ブログはこれまで通り更新していきます。
独身ブランドを手放すのはちょっと惜しい気もしますが、これからは既婚者の視点も交えて書いていけたらいいなぁと思っています。
では、「明るく楽しく!無職生活」をこれからもよろしくお願いします。