貯金しても全くお金が増えない中、新しい投資先として仮想通貨に注目が集まっています。
中でもビットコインは2020年末から急騰し始め、約1年でおよそ10倍に上がりました。
この波に乗れた人の中には、「億」の資産を築いて「億り人」になった人も!
僕も2020年の11月からビットコイン投資を始めたのですが、たった2ヶ月で資産は2倍に増えました(ま、投資額が少ないので微々たるものですが)。
僕は2005年から株式投資を始め、投資歴は15年以上になるのですが、そんな僕から見ても仮想通貨・ビットコインには将来性があると思います。
とはいえ「仮想通貨ってちょっと怪しい…」「今から始めても遅いんじゃないの?」と尻込みしてる人がほとんどではないでしょうか。
そこで仮想通貨の将来性から、仮想通貨の買い方・始め方まで、初心者にも分かりやすく解説していきます。
仮想通貨・ビットコイン投資に興味のある人は、ぜひ最後まで見てください。
目次
仮想通貨とは
仮想通貨とは暗号資産とも呼ばれ、電子データのみでやり取りされる通貨のことです。
電子マネーと名前は似ていますが、電子マネーとはまったく別物です。
電子マネーは法定通貨(円やドルなど)の代替品に過ぎませんが、仮想通貨は円やドルとは別の通貨として存在しています。
いわば、どこの国にも属さない全く新しい通貨という感じですね。
法定通貨と違い、仮想通貨には国などの管理者が存在しません。
参加者全員が監視しあう仕組みで成り立っており、管理してる人が誰もいないという、今までの常識を覆す通貨なんです。
この「誰も管理しない」という仕組みを成り立たせてるのが、ブロックチェーンという技術です。
詳細は割愛しますが、このブロックチェーンという技術は非常に画期的で、今後は決済・契約・承認といったさまざまな分野で広まると言われています。
仮想通貨の将来性
仮想通貨というと数年前までは「怪しい」というイメージがあったのですが、2020年以降は急速に企業や投資家から認められつつあります。
たとえば米決済大手のPayPal(ペイパル)は2020年10月に、ビットコインでの決済を可能にするという発表をしました。
これは世界2,800万のPayPal加盟店でビットコインが使えるようになるということです。
今までビットコインは「使える場所がない」と言われていたのですが、PayPalの参入により一気に利便性が増すようになります。
こういった将来性に着目し、世界の大企業はこぞってビットコインを買いに動いています。
イーロン・マスク氏率いる米電気自動車(EV)大手のテスラ社は、2021年2月に総額15億ドル(約1,550億円)相当のビットコインを購入したと発表しました。
さらに仮想通貨は金や銀と同じように、価値保存の手段としても使われています。
現在はコロナ禍による不況を防ぐため、世界中で中央銀行がお金をジャブジャブにばらまいています。
すると法定通貨(円やドルなど)の価値が下がり、お金を持っているだけでは資産が目減りしていくんです。
そのためビットコインなどの仮想通貨が、価値の保存手段として使われてるんですね。
アルゼンチンなど経済が不安定な国では、自国の通貨を持っているだけでは価値が目減りしていくので、ビットコインに替えておく人が増えています。
このような状況なので、ビットコインの価格はどんどん上昇しています。
実は2017年にも仮想通貨はブームになり、「億り人」がたくさん出たのですが、当時のブームは日本の個人が主体だったのでバブルはすぐに弾けました。
しかし今回は世界中の企業や投資家が買っているため、本格上昇の様相を呈しています。
チャートを見ると、以前のブームがかすむほどの上りっぷり。
株なんかもそうですが、こういった投資商品は欲しい人が増えれば増えるほど、価格は上がります。
今後、法定通貨の価値が下がり続けて「国のお金は信用できない」という声が大きくなれば、国家に頼らない仮想通貨の価値はさらに上がる可能性があります。
もしあなたが「国は信用できない」というのであれば、仮想通貨は国主導の通貨体制へのリスクヘッジになります。
つまり仮想通貨を持つことは、「国へのささやかな抵抗」とも言えるのです。
仮想通貨の種類
仮想通貨というとビットコインを思い浮かべますが、仮想通貨はビットコイン以外にもさまざま種類があります。
世界で流通している仮想通貨は3,000種類を超えており、日本で買える仮想通貨だけでも主にこれだけあります。
主な仮想通貨の種類
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- モナコイン(MONA)
- ネム(NEM)
ただ、初心者はマイナーな仮想通貨ではなく、ビットコインから始るのがいいでしょう。
ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと言うのですが、今のところビットコイン以上に名の知れた仮想通貨はありません。
せいぜい手を出したところで、イーサリアムまでで十分だと思います。
2017年の仮想通貨ブームのときにはアルトコインに手を出して損失を被った人がたくさんいました。
アルトコインには詐欺まがいで資金を集めてるようなコインも混じっているので、深入りしすぎないよう注意しましょう。
仮想通貨・ビットコインの買い方
仮想通貨に興味を持ったなら、少額でも実際に買ってみるのをおすすめします。
実際に買ってみることで、値動きや特性が分かるようになるからです。
ビットコインの価格は1BTC=約500万円(2021年3月現在)ですが、0.00000001BTCといった少額での購入が可能です。
仮想通貨・ビットコインを買うには、仮想通貨取引所の口座を開設します。
口座開設といっても簡単で、スマホですぐにできてしまいます。
購入のタイミングを逃さないためにも、口座の開設は早めに済ましてしまいましょう。
おすすめの仮想通貨取引所
口座開設するなら、コインチェックが初心者にも扱いやすいのでおすすめです。
コインチェックなら500円から仮想通貨・ビットコインの購入ができます。
しかも取引手数料が無料。余計な費用を抑えて取引ができてしまいます。
大手証券会社マネックスグループの子会社だから信頼性も抜群。
ユーザー数と知名度では群を抜いているので、初めての人はここで口座開設するのがいいでしょう。
初心者が気をつけること
仮想通貨・ビットコインには将来性があるとはいえ、投資である以上リスクも伴います。
ただ、きちんとリスク管理さえしておけば、投資はそれほど怖いものではありません。
初心者は次のことに注意しておきましょう。
余裕資金で投資する
仮想通貨・ビットコイン投資は余裕資金で行いましょう。
持ち金のすべてを投資してしまっては、価格が暴落したときに再起不能のダメージを受けてしまいます。
なので、使う予定のない余裕資金で投資するのが原則です。
仮想通貨・ビットコインは、株や債券といった他の投資商品と比べてリスクの高い商品と言われています。
将来性はありますが、価値がゼロになる可能性もなきにしもあらずです。
なので最悪、ゼロになっても大丈夫な範囲で投資するようにしましょう。
一気に買わずに少しずつ買っていく
価格がどんどん上がってるのを見ると、いきなり大金を突っ込みたくなるものです。
でも初心者がいきなり大金を突っ込むと、たいていそこが天井になるケースが多いです。
そうするとずっと含み損を抱えることになり、やがて耐え切れずに損失覚悟で売るハメになります。
なので一気に買うのではなく、少額で少しずつ買っていくようにしましょう。
そうすれば高いときでなく安いときにも買えるので、平均取得単価が下がり利益を得やすくなります。
コインチェックなら積み立てもできるので、毎月少額を積み立てていくのもおすすめです。
頻繁に取引しない
仮想通貨投資に慣れてくると、「安く買って高く売るのを繰り返せば、もっと儲かるんじゃないか?」と考えるようになります。
しかし、頻繁に売買を繰り返すと失敗に終わるものです。
仮想通貨・ビットコインは値動きが激しいので、価格に翻弄されてしまうからです。
凄腕のトレーダーでも利益を出し続けるのは困難なのに、素人が売買を繰り返せば負けがかさむ結果になります。
それに、株もFXも短期の売買だと「投資」ではなく「投機」になってしまいます。
「投機」はきわめてギャンブルに近いものです。
仮想通貨でも仮想通貨FXができますが、短期売買で儲けようとするのはギャンブルと言わざるを得ません。
関連記事FXはギャンブルか?FXで生きていけるのかを考えてみた
それよりも仮想通貨・ビットコインは、長期の資産として保有し続けた方が大きな実りになります。
短期で売るのではなく、じっくり持ち続けるつもりで買うようにしましょう。