無職になったときは心が疲れているので、前向きな物語はあまり受け入れられないですよね。
そんなときは、無職・ニートが主人公の漫画を読んでみてはいかがでしょう?
同じ境遇の主人公なので感情移入しやすく、心が少しラクになるでしょう。
ダメっぷりを受け入れながら面白おかしく生きる姿に勇気づけられることも。
また、自分の生き方について考えさせられるようなエピソードもあるので、今後の人生のヒントになるかもしれません。

というわけで、無職・ニートが主人公のおすすめ漫画を集めてみました。
ぜひ、無職生活の合間に読んでみてください。
目次
無職・ニートが主人公のおすすめ漫画
無職・ニートの生活は基本的に何も起きません。
無職・ニートが主人公の漫画には、そんな「何もない日々」を描いた日常系の漫画が多数あります。
電子書籍で読める作品もあるし、中には映画化・アニメ化された作品も。
無職・ニート漫画って、実は隠れた名作が多いのです。
それでは、おすすめ順にどうぞ。
34歳無職さん
著者:いけだたかし 出版:KADOKAWA/メディアファクトリー 全8巻
「34歳無職さん」は、34歳で「転職」ではなく「無職」になることを決めた女性(名前不明)の日常を描いた漫画です。
「1年間何もせずにいよう」と決めた彼女は、何もしないことを楽しみながら、自分らしくスローライフを送ります。
この主人公、無職ながらわりときっちりしてるんですよ。自炊や掃除もちゃんとやってるし。
とはいえ新しい電化製品を買うか悩んだり、寝坊してゴミを出し忘れたりと、無職ならではの「あるある」にも共感させられてしまいます。
さらには、この主人公の意外な過去が明かされて……。
「永遠に何も起こらない」という、無職の空気感が見事に描かれた作品です。
思いつき無職生活 職なしガールの残念だけど悪くない日々
著者:いけだいけみ 出版:KADOKAWA/メディアファクトリー 全1巻
「思いつき無職生活」は、思いつきで会社を辞めたアラサー女子の日常を描いたコミックエッセイです。
「働きたくない」という本音をきっぱり言う主人公には、共感すること必至。
ダメながらも愛すべき彼女の日常は、まさに「残念だけど悪くない日々」です。
クスッと笑えるエピソードが詰まった4コマギャグなので、空虚な無職生活の癒やしになるでしょう。
無職転生〜異世界行ったら本気だす〜
著者:フジカワユカ 原作:理不尽な孫の手 キャラクター原案:シロタカ 出版:KADOKAWA/メディアファクトリー 既刊18巻
「無職転生」は、テレビアニメ化もされている大人気の異世界転生作品です。
34歳で無職童貞ニートの主人公は、人生を後悔しているさなかトラックにひかれて死んでしまいます。
しかし目覚めた先は、剣と魔法の中世ファンタジーの世界。
ルーデウスとして生まれ変わった主人公は、「今度こそ後悔しないように生きていこう」と決意します。
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純粋な無職マンガではありませんが、主人公が過去を後悔する姿には非常に共感する部分があります。
「もう一度人生をやり直したい」と思ってる人には、勇気を与えてくれる作品です。
ニーティング・ライフ
著者:筒井 哲也 出版:集英社 全2巻
「ニーティング・ライフ」は、コロナ禍で緊急事態宣言が出された頃を舞台にした、とてもリアルな作品です。
サラリーマンの小森建太郎は20年間働いた会社を辞め、家に引きこもる生活を送ります。
それは「ステイホーム」とは違い、長年思い描いてきた理想の生活スタイル「ニーティング」。
一歩も寝床から出ることなく一生を過ごすという、常軌を逸した生活を築いていきます。
そんな平穏な生活を望む小森のもとにも、事件が巻き起こって……。
人との交流が途絶えたコロナ禍を風刺した、ニートサバイバルストーリーです。
働かないふたり
著者:吉田 覚 出版:新潮社 全28巻
「働かないふたり」は、作者の個人ブログで人気を博したWEBコミック。
対人恐怖症の妹とエリートの兄。二人とも働かないニート兄妹の日常物語です。
ニートながら器用な兄と不器用な妹とのやり取りは、見ていてこちらもほっこり。
二人を眺めていると、頑張らずに引きこもって生きるのも肯定的に見えてきます。
クスッと笑えるエピソードが豊富で、肩の力を抜いて読めるのほほん漫画です。
俺はまだ本気出してないだけ
著者:青野春秋 出版:小学館 全5巻
「俺はまだ本気出してないだけ」は、バツイチ中年男が夢を目指すコメディ漫画。
2013年には堤真一主演で映画化もされました。
40歳で会社を辞め「マンガ家になる」と宣言した大黒シズオは、周囲を巻き込み騒動を引き起こします。
ダメダメな主人公の行動には、やきもきしながらもどこか共感してしまうところがあります。
ダメおやじがもがきながら生きる、切なくてほろ苦い中年ストーリーです。
凪のお暇
著者:コナリ ミサト 出版:秋田書店 全10巻
「凪のお暇」は累計500万部を超える人気レディースコミック。2019年には黒木華主演でドラマ化もされました。
主人公の大島凪は、常に空気を読んで回りに合わせてしまう28歳のOL。
ところが他人に合わせる無理をしすぎた結果、過呼吸で倒れてしまいます。
これを契機に退職し、家財も人間関係もすべて断捨離して無職生活を始めることに。
自ら「お暇(おいとま)」と称した無職期間の間に、さまざまな出来事が起こっていきます。
どん底の人生から立ち直って自分らしさを取り戻していく、女性の再生のストーリーです。
無職の漫画に心を癒やされよう
無職生活が長くなると、どうしても心が荒みがちになります。
そんな中で同じ境遇の主人公を見ていたら、少し心はラクになるんじゃないでしょうか。
「あ、無職も悪くないんだ」「ニートでもいいんだ」と。
無職・ニートを肯定も否定もしないこれらの作品は、きっと心の拠り所になるでしょう。

無職の期間はたっぷり時間もあるので、多くの作品に触れて心を磨いておきたいですね。
働いてる間は忙しくて漫画を読むことができなかった人も、せっかくの時間を有効活用してみてはいかがでしょうか。
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というわけで、無職・ニートが主人公の漫画を紹介してきました。
ぜひ、お気に入りの作品を見つけてください!