明るく楽しく!無職生活ブログ

40歳手前で会社を辞めた管理人が、無職でも楽しく暮らす方法を考えるブログ。前向きに「稼ぐ」「楽しむ」「節約する」方法を考え、独立か再就職を目指します。

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「やりがい搾取」の現場で僕が感じたこと

   

やりがい搾取

最近よく話題に上る「やりがい搾取」という言葉。

経営者が「夢」や「奉仕」といった聞こえのいい言葉を武器に、労働者の待遇を上げずに低賃金や長時間労働のままこき使うことを指します。

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でガッキーが使ったことで有名になりました。

「逃げ恥」、面白かったですよねー。^^

 

僕も「やりがい搾取」を感じたことがあります。

前の会社では、幹部たちがよく「やりがい搾取」的な発言をしていました。

「あなたたちは、日本の経済や雇用を守る重要な役割を担っているのです!」とか言ってたんですが、給料が上がらない毎日では「はぁ??」って感じでしたね(笑)。

世間ではアニメーターとか居酒屋店長とか、無自覚に「やりがい搾取」されている人は多いでしょう。

今回は、僕がサラリーマン時代に感じた「やりがい搾取」について、語ってみたいと思います。

 

そもそも「やりがい搾取」とは

「やりがい搾取」とは、2007年に教育社会学者の本田由紀氏が提唱した言葉です。

「やりがい搾取」とは、労働者が、金銭による報酬の代わりに“やりがい”という報酬を強く意識させられることで、賃金抑制が常態化したり、無償の長時間労働が奨励されたりする働きすぎの組織風土に取り込まれ、自覚のないまま労働を搾取されている状態をいいます。

「やりがい搾取」とは? – 『日本の人事部』

「やりがいのある仕事なんだから、低賃金だって構わないよね!」と、無理やり牙を抜かれてしまうんですね。

これをされると、労働者は「やりがいのある仕事をしてるのに、待遇を要求するなんていけないことだ」と思ってしまい、長時間労働や低賃金に甘んじてしまうわけです。

努力家で真面目な人ほど「搾取の罠」にハマりやすいので、注意が必要です。

 

僕が体験した「やりがい搾取」の現場

僕が前に勤めていた会社では、経営が傾き出してからはボーナスが出なくなり、給与もガクンと下がりました。

年収は300万円を切り、200万円台までダウン。残業代は出ず、仕事を片付けるにはサービス残業せざるを得ません。

そんな中で幹部たちは「君たちは日本にとって重要な仕事をしているんだ!」とかぬかすわけですよ。

でも、させられているのはただのチラシ配りだったりするのです。

経営が傾いているから、とにかく目先の売上を上げなくてはならない。なので、社員総出でチラシ配りに駆り出されたんです。

僕も毎日4時間、寒空の中でチラシ配りをしてました。通常の業務にプラスするので、当然サービス残業も増えます。

正直、思いましたね。

「チラシ配りが日本にとって重要だって?んなわきゃねーだろ!!!」

 

経営が傾いてからは、やたらと幹部は「意義のある仕事なんだから」的な発言をするようになりました。

「やりがいがあるんだから、給料はいらないでしょ?」というのが本音なんでしょう。

でも、人から押し付けられるやりがいなんて、全く心に響きません。

ていうか、そんなものいらないから、お金が欲しい。

 

お金が出ないなら、会社のいうことは聞きたくないです。

せいぜい僕がしたのは、「いかにチラシを早く配り終えるか」を追求することぐらいでした。

ちなみに僕がチラシを早く配るために編み出したテクニックはこんな感じ。

  • 遠くから相手を見つめ、目が合った瞬間にチラシを渡す
  • チラシを手渡したときに自分も後ろ歩きし、相手との接触時間を長くする
  • 老人や高校生に優先的に配る(よく取ってくれるから)

日本がどうとか、売上がどうとか、そんなの関係ありません。

「とにかく早く終わらせたいんじゃー!」

そのときの僕を動かしている動機はコレだけでした。

 

自分を動かす動機とかモチベーションって、結局こんなもんでしょう。

いくら壮大なことを言われたって、他人から与えられた動機はモチベーションにはなりません。

それよりも、自分で生み出した欲望の方が圧倒的に強い。

僕は美辞麗句で並べられた「やりがい」より、こんな不純な動機で動いてました。

でも、こういう不純な動機の方がある意味で純粋な気がしてるんです。

 

やりがいは仕事の「オプション」だと思う

仕事をする一番の目的は「お金」です。どんなに綺麗ごとを並べても、現実にはそう。

もし「お金」じゃないというのなら、ボランティアでもしていればいいんです。それで生活ができるのならね。

しかし、「お金」だけではしんどいのも事実です。

「お金」だけでモチベーションが続くかというと、人はそう単純でもありません。

僕は、「やりがい」とは仕事の目的につける「オプション」のようなものだと思うんです。

例えるなら、車につけるエアバック。なくてもいいけど、ないと危険。

 

僕は今では個人事業主としてブログやサイトからの収入で食べています。

僕が仕事をするのは「お金」のためであり、アクセスや報酬が増えると嬉しいからです。また、「作りたい」という創作欲求を満たすためでもあります。

本質は「自分のため」なんですよね。

それを隠して「人のため」というのは、むしろ胡散臭い気がしてます。

 

でも、メールやコメントでは人から感謝されることもあるし、それが長く続けられる要因になってるのも事実です。

こういう反応がないと、「お金」だけではモチベーションが続かないですからね。

ていうか、意識的に反応が得られるような作りにしている、という部分もあります。策略的といえば策略的ですが。

人のためにしているように見えても、結局は「モチベーションを得る」という「自分のため」だったりするんですよね。

この仕事を長く続けていくため、僕はそんな「オプション」を意識的に付けているんだと思います。

チラシ配りで「早く終わらせたい!」と思った「不純な動機」とおんなじです。

 

でも、「不純な動機」だろうと、お互いに「Win-Win」のメリットがあるのなら、それはそれでいいのではないでしょうか。

回り回って、結局は人のためになっている。

チラシは早く配り終わってるわけですし、ブログの記事で助かっている人だっているはずですしね。

だから、自分の中の「不純な動機」には素直になった方がうまくいく気がしてます。僕の経験上は。

経営側が言うわけの分からない「やりがい」なんかより、「不純な動機」の方がよっぽど役に立つはずです。

やりがい搾取されるぐらいなら、自分だけの欲望に逃げた方が、人の役に立つ。

 

・・・と、無理やり「逃げ恥」につなげてみたのですが、いかがですか?(笑)

ちょっとニュアンスが分かりにくかったですかね。(^_^;)

わがままに動くこと。それは、時に自分を守ることにもつながるんだと思います。

↓こちらの記事も参考にどうぞ
会社に振り回されない生き方

 

 - 働くことの本音

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